1000フラン金貨は次の3つのジャンルがある
①1984年~1994年の通常金貨
②2006年のブレネリ金貨
③2017年からスタートしたNew1000フラン金貨
ここでは③について触れる。
New1000フランは2017年からスタートした。
1000フランを発行した理由は、発行元が売上を増やすためだと思われる。
アンチクア社は民間企業で、国に担保を差し入れて、コインを発行している。
民間企業である以上、利益を出さなければならない。
そして売り上げを増やすのであれば発行枚数を増やせばよいのであるが、
過去に枚数を増やした場合、ことごとく失敗している。
1990年には銀貨は5000枚発行したが、典型的な不人気年銘になって
いる。
1995年も5000枚。これは日本のバブル崩壊後であることもあって、
大量に溶解されたはずだ。(NGCグレーディング数は2023年1月1日
時点で155枚であり、翌年1996年の160枚より少ない。1996年の
発行枚数は7割減の1500枚しかないのにである。
グレーディング数が残存枚数に比例すると仮定すれば1995年銘
の大半が溶解されたと考えざるを得ないのだ)
2000年は3500枚
2010年は2000枚
いずれも不人気であった。価格も上がらず、流通市場で長い間
売れ残り、かなりの割合で溶解されたと推定できるのだ。
アンチクア社ではこれを教訓に単純に発行枚数を増やすのを
やめ、コインの種類を増やす戦略を取ったと思われる。
これは非常に賢明なポリシーで、コレクターにとっても
有難い話だ。
発行元の都合でコインが乱発され、不人気なコインも買わ
ざるを得ないほどコレクターにとって不本意なことはない。
こういったコレクターへの配慮が40年以上、このシリーズ
が続き、人気がますます上がる原因と考えて良いだろう。
さて、2017年に1000フラン金貨が発行された時は、あまり
人気がなかった。
60万~70万で落札できたのだ。
しかし、今考えるとその当時でも非常にお買い得だった
と思う。
2017年レギュラー貨 発行220枚 金含有量 15.55g 実勢価格 220,000 グラム当たり 14,148
1000フラン 25枚 30g 700,000 23,333
1グラム当たりの実勢価格はレギュラー金貨の50%
増しに過ぎない。
発行枚数が1/9しかないのだから稀少価値に対する評価が
非常に低かったのだ。
しかも裏面のデザインは通常貨のリース模様ではなく、
独自の意匠になっている。
しかもダイをたった25枚のために専用に作っている。
これ以上、贅沢なコインはないと思う。
その後、2020年銘は裏面の風景デザインが非常に人気があり、
落札価格はついに100万を超えた。
2021年からはウルトラハイレリーフのデザインとなり、コイ
ンショウ価格は150万に達した。
以降、円安の影響もあって、オークションにもほとんど出な
くなり、入手は極めて難しくなった。
金価格の大暴騰もあって、実勢価格はさらに騰がっているの
だが、オークションに出ないのだからわからない。
わからないのを残念とは思わない。
需給がタイトだから出てこない。これは価格が騰がっていて、
含み益が増えていると考えて良い。
含み益とは具体的にいくらとわかっているものだけをいう
わけではない。
オークションに出ないので金額はわからないが、騰がって
いることは確実だ。
私はそれで充分満足している。少なくとも初期に買った
ものは3倍ぐらいになっていても不思議ではないのだから。
これに加えて2017年は同じデザインの銀貨がわずか9枚
発行されたが、これは射撃祭銀貨の中で最も難しい銀貨の
ひとつだと思う。
1000フラン金貨は発行枚数はピエフォー銀貨と同じ25枚
であるが、完集しているという話は聞いたことがない。
もし、完集している人がいれば名乗り出て欲しい。
(勿論、Chibiyosiはチャンピオンだから完集している)
コレクションの努力にとド根性に敬意を表して認定状を
無料で提供したい。
次に特年、入手難について
①特年 2017年、2017年銀貨、2020年、2021年、
2023年、2025年
②入手難 2018年、2019年、2022年、2024年
金価格大暴騰の波に乗ってここ数年、最も値上がりした
コインである。
ピエフォー銀貨同様、時間が経てば経つほど完集が
難しくなり、資産価値もどんどん騰がると思う。
挑戦したい方は非力ながら応援したいので申し出て
欲しい。
最後に全コインをMental Shareさせて頂く
美しいコインをまず、心の中でコレクションに加えて欲しい。
そしてMental Shareでガマンできない方は申し出て欲しい。(笑)


















