38. オークションに出るコインも重要だが、私は出ないコインにも注目している。~ウイリアムテル

ウイリアムテルとは1986年~1990年にかけて発行された

プラチナ貨、パラジウム貨である。

大別すると

ウイリアムテル親子像(プラチナ貨)  1986      〇1987

ウイリアムテル老人像(プラチナ貨)  〇1988  ◎1989  ◎1990

ウイリアムテル息子像(パラジウム貨)  ◎1989       ◎1990

以上はプルーフ貨であるが、わずかに未使用貨も発見されている。

(私は現物を見たことがない)

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このうち最も稀少価値が高いのは老人像の1989年銘であり、次いで息子像の1989年である。

ウイリアムテルは大量に発行され、枚数だけ見ると射撃祭の半分を占めるほどだった。

しかし、発行後まもなくプラチナ、パラジウム価格が大暴騰したため、ディーラーは

手持ちのコインを全て溶解して、地金として売却してしまい、現在残っているのは

アンチクア社に残っていた分の一部であった。

そしてアンチクア社は付加価値をつけるため、グレーディングしてから販売している

からノンスラブで流通しているものはわずかであると推定できる。

NGCにおける鑑定枚数は下記の通りである

親子像   86年  138枚

87年    34枚

老人像  88年           58枚

89年    10枚

90年    21枚

息子像  89年    22枚

90枚    24枚

ちなみに同年代の金貨の鑑定枚数は次の通りである

84年   41枚

85年   49枚

86年   44枚

87年   44枚

88年   46枚

89年   43枚

90年   44枚

金貨はノンスラブでコレクションに入っているものも

少なくないが、テルはほとんどない。

そう考えるとウイリアムテルがいかに稀少か明らかである

ちなみに金貨で最も難しいといわれる四天王金貨ですら

次のような枚数が記録されている。

96年   25枚

97年   30枚

98年   43枚

99年   29枚

いかにウイリアムテルの稀少価値が高いかということが

お分かりいただけると思う。

私は上記7枚を全て持っている。

購入したころには89年でさえ30万円で買えたのだが

今は地金価値だけで40万円位する。

オークションでも86年以外は滅多に出てこなくなったが

資産株としてコツコツ拾っていけばよい。

発行枚数だけを見て60000枚もでているからつまらない

という見方も少なくないが、現存数は金貨の半分以下

であるのは確実だからオススメである。

ちなみに私は2015年12月6日の日本コインオークションで

ハーマンオーナーから「貴方こそ真のチャンピオンである」

と栄誉の任命を受けたが、その席で推奨されたのが、

このウイリアムテルなのである。

そして、その時、推奨理由として大部分、溶解されたという

話を聴いたのだ。だから素直に信じて良いと思う。

異色の存在として注目して欲しい

 

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