射撃祭銀貨は41種類ある割には比較的集めやすいです。相応の予算を用意し、真剣に集めれば、1年で完集できると思います。 ただし、1984年Proofだけはあまり出てこないので、UNCタイプでガマンした場合です。
1984年Proof、2002年がかなり高価であるが、他の銀貨はグレーディングで69UCが付いているものでも25000円~50000円程度で入手できる。
ただ、ここ数年、コレクターが増えたため、コインディーラーの在庫は新発を除きほとんどなく、オークションでの入手が中心となります。
勿論、どのコインも均等に出回っているわけではなく、発行枚数や年代によって品薄になっているものがあります。具体的には次のようなものです。
①非常に入手難 1996年、2001年、2003年、2007年、2011年、2013年
(写真は左から1996年、2001年、2007年)

②比較的入手難 1991年、1992年、1997年、1998年、1999年、2003年、
2004年、2005年、2006年、2008年、2009年、2010年
特筆すべきは、上記銀貨は必ずしも人気があるとか、価格が高いとかではないことです。発行枚数も最近発行されたものよりも多いが、溶解されたり、死蔵されたりして市場に出てこないためです。
逆に2016年以降のものは発行枚数が少ない割にはオークションによく出てきますし、コインショウで入手できることも少なくありません。需給関係が緩く、値上がりしにくい。だから後回しでも良いのです。
要約すると、最優先で入手すべきは1984年Proof、1987~1989年、次に①のグループ、②のグループ、その他の順になる。
勿論、資金に余裕のある方は値ごろ感のある価格で落札できるものを片っ端から落札しても良い。
予算的には69UCクラスで揃えたとして130万円位だと思います(84年はUNCタイプ)。期間は1年位だと思いますが、少しずつ入手が難しいものが増えつつあるのでもう少しかかるかもしれません。入手できないものがあれば相談して下さい。
銀貨が完集するとこれで終わりでないところがこのシリーズの良いところで、金貨、ピエフォー銀貨、記念貨等、魅力的で多彩なコインが待っています。
アリ地獄のように射撃祭の魅力にドップリと漬かってしまうのです。(笑)
私は60歳で前の会社の定年を迎えたけれど、射撃祭を集め続けたくて、転職をして、現在もバリバリ働いてコレクションを続けております。
射撃祭こそわが命なのです。(笑)