レギュラー金貨でオークションにあまり出ないものを紹介しよう。
オークションではグレーディングされたコインがかなりの比率を占める。
その理由はノンスラブで落札して、グレーディングすると、結果が良くない
と考えられるからだ。コレクターはこのリスクを警戒して高値での入札を
控える。出品側は出しても高値がつかないからノンスラブの出品を控える
というわけだ。
既に述べたように2016年以降は発行元アンチクア社が出来の良いコイン
をピックアップしてNGC社にグレーディングに出して「付加価値」をつけて
から市場に出す。
だから2016年以降はスラブが多く、発行枚数が少ない割にはオークション
に出やすい。
一方、1980年代から1990年代では発行当初、グレーディングが普及
していなかった。従って、この年代のコインはスラブ入りが少なく、発行枚数
は多くてもオークションにはあまり出ない。
特に少ないものは次のコインである。
①四天王金貨
1996年~1999年は発行枚数が96枚~99枚しかなく、スラブ入り
も少ないので入手難である。
私が射撃祭コインを集め始めた2013年の時点でも拝むことすら難しかっ
た。その後、価格が騰がったことにより一時出品数は増えたが、最近では
再び出にくくなった。
重量が13gと最も軽く、他の金貨ほど値上がりしなかったが、今後、稀少性
が再びクローズアップされ、値上がりするのではないか。




②1984年金貨
この金貨は発行枚数が300枚と非常に多いが、初年度ということで人気がある。
2023年末の鑑定数はわずか61枚で、2013年~2022年の10年間で
オークションの出品数は12枚に過ぎない。
現存数は100枚程度しかないのではないか。
市場価格は四天王金貨と同程度になっている。

③2004年金貨
この金貨は発行枚数が150枚と少なく、セクシーな女神様が人気がある。
通常はREEDED EDGE(ギザギザ)であるが、少数、PLAIN EDGEもある。



④1988年、1989年、1992年、1993年、1994年金貨
①~③に続いて1000フラン金貨は重量が500フランの2倍弱あり、鑑定数も少ないことから価格が倍増している。
出品数も非常に少ない。





⑤2006年金貨
これば「ブレネリ」ということで人気が高まっている。
ハイレリーフタイプとシルエットタイプがあり、「射撃祭カタログ」ではほぼ同数とされて
いるが、シルエットタイプは10年間オークションに出ておらず、稀少性が高い。


*2002年金貨は「ウナとライオン」としてトップ人気となっているが、オークション
での出品枚数は少なくなく、それほど稀少性が高いわけではない。