6.射撃祭銀貨の集め方 初級編①

 そろそろ射撃祭コインを集めてみようという方もいると思いますので、集めるコツをお教えしましょう。

 コイン全般について言えることですが、集め方には大別して2つのやり方があります。

①まず、銀貨から始めてそれが完集したら金貨を集め、さらにピエフォー金貨とか試作貨とか難しいものにチャレンジする。

②四天王金貨、ウナ金貨等、人気の高いコインだけを集める。

 私はベテランコレクターには②の集め方を勧めています。人気の高いものは時間が経てば、ますます人気が高くなって、価格も他のコインに比べて高くなることが多いからです。それに人気の高いコインを先に入手しておけば、そうでないコインの入手は比較的容易で、途中から①に移行することもできるのです。

 ただ、ビギナーの方にはオススメできません。なぜなら人気の高いコインはオークションアイテムになることが多く、最初からベテランコレクターと闘わなければなりません。だから私は価格の安い銀貨から始めることをオススメします。

 銀貨を集めるためのポイントは下記の通りです。

①グレーディング済のコインで揃えようとする場合は自分でグレーディングするよりもグレーディング済のものを購入・落札することをオススメします。

 最低でも69UC/69DC以上のものを購入した方が良いです。

 グレーディング費用は高額ですから、自分でグレーディングすると高くつくことが多い。また、グレーディングして結果が思わぬ評価になった場合は非常に悲しい。コレクションに入れたくなくて、泣く泣く損切りすることもあるのです。

②最大のネックコインは1984年のプルーフ貨(写真1枚目)です。この年は未使用貨も発行されましたが、未使用貨は発行枚数6000枚、プルーフ貨は300枚です。年号を揃えるだけであれば未使用貨でもいいのだけれど、中途半端なコレクションになってしまう。

 コレクションの目玉なのですからビシッと良いものを入手しておけば、いつまでも飽きません。他のコインでもそうですが、コレクションの目玉になるコインにはタップリ予算を用意しましょう。

 そこをケチって未使用貨で状態が良くないものを買ったりすると結局、後で後悔して、処分することになる。安物買いの銭失いに必ずなります。

 それに最近の私の研究ではシリーズがスタートした80年代のコインは溶解、死蔵されたものが多い。現存数は100枚程度しかないと思います。ますます有望だと思います。

 価格的には69UCで250000~300000円で買えればリーズナブルです。

③次のネックコインは2002年(ウナとライオン)です。

価格は69UCで120000円~150000円位。

 ただ、注意が必要なのは発行枚数は1500枚あって、他のコインに比べて特に品薄というわけではないということです。

 例えば2020年~2024年の銀貨は1000枚ですが、価格は30000円程度で、ウナよりもはるかに安い。

 私はコインの価格は需給関係で決まるという信念を持っていますが、供給はそれなりにあって、需要(人気)だけでこの価格がついているのです。

 私は友人にはこれ以上、値上がりする可能性は高くないから、相場より安くなったとき買いなさい。最後の1枚になったらしょうがないけどね。とアドバイスしています。

④発行枚数の多い80年代のコインを先に買う。

 80年代のコインは3000枚以上発行されていて、一見、入手しやすいようだけれど、実際は逆ですね。

 前述のように半分以上が溶解、死蔵されているのです。

 おまけに40年位経っているので変色しているものがほとんどです。

 特に1988年、1989年は比較的発行枚数が少なく、状態が良いものは入手が難しいので早めに入手することをオススメします。(写真3枚目、4枚目)

コインショウではまず売っていませんからオークションで狙うといいですね。

価格は69UCで40000円位です。

次いで1987年も美しいデザインで有望です。価格は33000円位。

(続く)

 

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