2025年金貨は特年になると予想します。
その根拠はデザインだけではありません。
需給関係が非常にタイトになると考えるからです。
今年のダルマの金貨の発売価格は40万円です。
タイセイコインでは50万円です。いずれも未鑑定です。
日本のコレクターにとっては買いにくいお値段です。
発行枚数は150枚と2021年以降と変わりませんが、
対日割当数(割合)は売れ残りを警戒してかなり少なく
なっていると推定されます。
アメリカ等、日本以外の国でも金価格の影響で売出価格は
騰がっていることは間違いないのですが、日本の場合は円安と
ダブルで騰がったため、相当、輸入数は少ないと推定されます。
コインの価格は究極のところ需給関係で決まります。
輸入枚数が少なければオークションにも出品枚数が少ないですから
価格は騰がりやすいと思います。
それもすぐに暴騰するのではなく、徐々に需給がタイトだと認識されて
じわりじわりと騰がる展開が予想されます。
特年は不況によりもたらされることが多いと言われています。
四天王といわれる1996年~1999年金貨はバブル崩壊後の大不況
対策としてアンチクア社が発行を絞った結果として生まれました。
今回の場合は日本が不況になったわけではありませんが、円安によって
日本のコレクターの購買力が激減したわけですから、不況に似た状況
と考えることができる。
さらにデザインが非常に洗練されていますから長期的には非常に面白い
存在になると思います。
私もまだ金貨は入手しておりませんが、ビジッと70をコレクションに入れたいと
思っています。
スラブ入りは今、Gradingが始まったばかりですが、発売が待ち遠しいですね。
前述の通り、2020年以降は射撃祭全般が品薄になってきています。
2020年は発行枚数125枚と非常に少なく、特年。
2021年は発行枚数は150枚に増えましたが、「瀕死のライオン」のデザインに
迫力があり、特年。
2022年はウイリアムテルでイマイチですが、2021年以降は裏面のデザインが
毎年変わるので2019年以前の金貨よりは人気がありますね。
そして2025年は特殊事情があって面白い展開になっていると思います。
ちょっと買いにくいのですが、私はなんのためらいもなくスラブ入りを買いますね。
こういった買いにくいコインが将来、特年に育つのです。
ではまた
写真は1000フラン金貨、ウルトラハイレリーフです。
うっとりするような美しいコインですね
それに2002年をはじめとしてライオンが登場する年は特年になりやすいのです。